宮本里圭子さんインタビュー

宮本里圭子さん 2015年就職 1993年生まれ

精神保健福祉士とは入院する前から退院後まで、医療や介護、生活についての困りごとや問題を抱えている患者さんやご家族に関わり課題を解決するサポートを行っています。

今回は七尾松原病院で働く5年目の宮本里圭子さんにお話を伺いました。

現在、どのようなお仕事をされていますか?

宮本さん

今は病院で働いているので、基本的には受診の相談や、入院の相談窓口としての対応を行っています。

また、通院されている方の地域での生活の困り事や、入院患者さんの退院後の支援も行ったりしています。

医療費などの費用の相談、年金申請の相談や、時々退院先がみつからない方がおりますが、そういった方々が安心して暮らせるように、制度やサービスの紹介を行いサポートしています。

七尾松原病院病院へ入職されるきっかけをお伺いできますか?

宮本さん

もともと、大学を卒業したら地元の能登に帰ってくるつもりでいました。

大学で精神保健福祉士の資格を取得したので、能登地区で精神科を専門にやっている七尾松原病院を選びました。

入職前後を比較して、良い面とイメージと異なる面をお伺いできますか?

宮本さん

昭和30年代からある古い病院なので、地域に密着して新しいことをそんなにやらないというイメージが有りました。

ところが入職してから「ぱいんの家」という障害者が働く場所を作ったり、24時間対応のグループホームを作ろうと企画したり、新しいことを常にやっているのが意外でした。

また精神保健福祉士が働く場所が病院だけでなく、地域活動支援センターなど様々な働く場所があるんだなと感じました。

私自身も「ぱいんの家」で働いていたことがあるのですが、利用者さんの就労のサポートをしたり、いっしょに目標をもって仕事に取り組んだり、病院のときと違った働き方を経験しました。

仕事のやりがいを感じる時はどんな時でしょうか?

宮本さん

そうですね、やっぱり支援を行った方の笑顔をみれた時ですね。

お金に困っている方に自立支援医療などの制度の紹介をしすることで、相談を受けた方が生活しやすくなったりしたことがありました。

また、関わったことがある方が私のことを覚えてくれていて、近況を教えてもらったりするとやっててよかったなと感じます。

ただ、自分の力不足や知識不足を感じることも多々あって…まだまだ勉強中です。

先輩方は患者さんや利用者さんのニーズを吸い上げて、新しいサービスをどんどん展開しているので見習いたいです。

Uターンをするにあたり不安などはありましたか?

宮本さん

仕事上クルマの運転をしなければいけないので、ペーパードライバーだった私は、ちゃんと訪問先に行けるのだろうかという不安が有りました。そんなことくらいですかね?仕事面では先輩方にも恵まれてよかったです。

七尾市の住み心地はいかがですか?

宮本さん

松原病院の回りには大きなスーパーもあったり、役所も近くにあるので住やすい所だなと感じています。七尾市は雑誌の住みよさランキングで上位だったんですね。意外でした。

生活する上でクルマは必須ですが、金沢や高岡も近いのでちょっと遠出して買い物や観光もできて満足しています。

宮本さん、インタビューありがとうございました。